2021年9月3日金曜日

日本語の母音、基本図

 母音で単純に「あいうえお」と思っていましたが、音声学の本に詳しく書かれています。短母音と長母音ががありますが、短母音の方を考えます.

IPA 国際音声字母(記号)で引用します。 

この図の見方は、縦が舌の高低を意味するとしてるものもありますが、直感的にはあごの位置の高低を示し、左右で舌の位置が口の中の前後方向を示しているようです。図の「狭」と「広」は、あごの上下移動で口の中が広くなったり狭くなったりすることを示しているようです。この図では母音を無限に表せますが、日本語では以下のようなものだと思います。



youtubeで 講義「音声学入門」(前川喜久雄)/言語学レクチャーシリーズ(試験版)Vol.2からのキャプチャです。

図のカタカナのところで、イ→エ→アと発音すれば、あごが下がってくるのがわかります。この図では唇の丸まったのとそうでないのと区別はありませんが、ア→オと発音すれば舌が口の奥に移動してるのがわかります。舌の上下方向と前後方向の移動によって母音の区別があります。この台形の枠は母音の限界を示しています。日本語の母音はぱっと見ですが、枠の中央付近に寄っているように見えます。母音が五音なので枠一杯に使わずともよいということです。中国語の発音で日本語よりも大げさに発音するよう入門書に書いてあります。「a」は日本語の「ア」より口を大きく開けて、「o」は日本語の「オ」よりも唇を丸めてとか。

図の「ア」なども、実際には区別あるのを、赤子の時からの反復練習で、なきものと思い込まされているので、外国語を学ぶと、枠外の母音に対応できず、混乱して脱落するのではと考えられます(個人的な感想です)。

図に戻って、東京外大の図の発音[a][ɑ]とか比べて聞くと違いがわかりますが、単独で聞くとどちらも「ア」に聞こえます。違う音ですが、単一の「ア」になっていったと思えてきます。話が飛躍してますが、単純化に進むクレオール語的な進化で「ア」に統一されたと想像します。

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