2021年9月19日日曜日

アイヌ語の母音

 アイヌ語の母音が5個であると知って、日本語との関連があるのではと思い、アイヌ語の本を借りてきました。

『CD付ニューエクスプレス アイヌ語』中川 裕、白水社 (2013/11/27)
です。
CDでは、アイウエオの発音があります。私の耳には日本語のように聞こえてきます。この発音から、古代のアイヌ語・日本語の共通点を探ろうとするのは無理がありそうです。せっかくなので、Praatというソフトの練習と思い、母音図を作ってみました。 やってみると微妙なところがあり、一筋縄ではいかないこともわかりました。以下に示しますが、ありふれた日本語のものと同じようです。図は「aiueo」と直線で結んでいます。 関連:「あ」の発音  日本語の母音、基本図 


この図の活用法は思いつきませんが、以下の説明とかできそうです。 「高い」の発音では「takai」で、終わりが「a→i」となります。発音を図で見ると「a→i」では途中に「e」があります。省エネ的な発音で「e」に縮約すると「タカイ→タケー」となります。また「高く」が「高う」になったとして、「a→u」の間に「o」があります。「タカウ→→タコー」も当然のように思えてきます。当たり前のことを言ってるだけかもしれませんが、個人的には納得しました。

アイヌ語では、開音節と呼ばれる子音+母音と、閉音節と呼ばれる子音+母音+子音の二種類があります。日本語と異なるところです。この閉音節の聞き取りがかなり困難というか、[sap][sat][sak]の聞き分けができません。アイヌ語を発音から見るのは難しそうです。

先の本で、4人称というのが出ています。1人称の複数ですが、話し相手を含む「私たち」です。2人称は話し相手を含みません。英語の「we]に相当するのが二種類ありということです。これは中国語で“我们”と“咱们”の二つあり、話し相手を含かどうかという区別があるのに似ています。探すと、中国語で位置関係を表す言葉が多くて面倒だなと思ったのがアイヌ語でも同様に多くあります。ほかにも似てるなと感じるものがあります。中国語がわかってないので偏見かもしれません。ただ、日本語とアイヌ語がどうつながっていたのか、考えておかないといけないとは思います。アイヌ語は見かけ素朴な言語のように見えますが、緻密な言語のように思えてきました。

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