2021年9月11日土曜日

橘諸兄の発音

 NHKの番組のナレーションで、橘諸兄の発音で違和感がありました。多分、中国語を勉強して声調という音の高さの変化を意識するようになったことがあると思います。その時のことは忘れましたが、Praatといソフトがあるので遊んでみました。橘諸兄の発音です。諸兄はカットしています。

最初の左側は漢字のイメージというか花のイメージです。右側は仮名の棒読みです。声紋のところに薄い青の線がピッチで音の高さを示しています。左は、たちばなと下がり、諸兄になる転換のところで音が上がっています。右はちで下がりますが、平坦で音の高低は左に比べて小さいです。漢字と仮名で発音が変わっています。今は「たちばなのもろえ」を平坦な読み方をしているように思いますが、昔は「橘」は花のイメージで発音してたと思われ、ナレーションは由緒正しい読み方かもしれないです。中国から漢字が入ってきた時には、声調も導入されたと思います。しかし、仮名文字には声調の情報はありません。仮名文字の発達とともに声調は無くなっていったことが考えられます。ナシ族では話す言葉はナシ語ですが、読み書きは中国語です。声調は入ってしまいます。日本では仮名文字ができて、中国からの声調が広がるのをブロックしたと思えます。

Praatの使い方には不安がありますが、そんなに違ってはいないと思います。

ナシ語については「トンパ文字の神話」にあります。

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