日経新聞3月29日の朝刊に、カエルの写真が出ていました。 ベルツノガエルです。亀石に似てると思いました。画像検索で探すとそれほどでもないですが、 国立科学博物館蔵の写真がイメージにあってます。似た写真が以下にあります。
記事では、
後ろ足で土を蹴り、尻から潜る。目だけを出して静かにたたずみ、目の前を生き物が横切るやいなや飛びかかる。動くものがすべてがエサと思っているようだ。・・・海外で「パックマンフロッグ」との呼び名もある。
雰囲気も似てるなと思いました。
主にアルゼンチンやブラジルに生息する。大量に繁殖した個体が流通し、ペットとして店頭に並んでいるのを目にする機会もある。
とあり、ペルシャや日本とは関係なさそうですが、姿は似ています。亀石もカエル石と言った方が良いと思えてきます。 ゾロアスター教ではカエルは悪なる生物とされているようで、私の思い込みが強いですが、石造物として製作されたかも知れません。
ついでですが、酒船石とかもカナートのミニモデルと思ってましたが、見本市とかで各地の勢力にデモする物ではなく、宗教的な祭祀の一環として用いられた可能性が大きいような気がしてきました。亀石もその一環です。戦国時代にキリスト教の布教に日本に宣教師がやってきたときも、文化的なものとが重なっていて、宗教のみで日本に伝わってはいないことを考えると石造物も単なるデモ用ではなく、祭祀施設として使用されていて、祭政一致の時代だったと考えないといけないのかもしれません。
追記:『ゾロアスター教』青木健、講談社、2008年3月、47頁に
ゾロアスター教徒は、犬は善なる創造物で、カエルは悪なる創造物であると教えられた。このために、忠実なゾロアスター教徒たる者は、毎月カエルを殺す日を設け、熱心にカエルを探しだして叩き潰さねばならないことになった。
とあります。代用としてカエルの石造物が製作されたことも考えられます。
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