2021年12月6日月曜日

青銅器分布の継続性

 青銅器の分布で、銅鐸・銅剣・銅矛で、地域間の偏りがある図をよく見ます。 NHK For School の動画で、銅鐸・銅剣・銅矛の説明がありました。 祭祀儀礼に使用されたと説明があります。動画の中でも地域分布が示されます。 動画での銅剣では、よくわかってないので間違ってるかもしれないですが、双環柄頭短剣のように見えます。デジタル大辞泉では、双環柄頭短剣は

中国北方に分布するオルドス式短剣に似た特徴をもつ。平成25年(2013)に滋賀県高島市の上御殿かみごてん遺跡で紀元前4〜3世紀のものとみられる鋳型が発見された。

とあります。他にも出土してるのかもしれませんが、知識が古いままで時代遅れの知識なのか、よくわかりません。 問題のありそうな話題で、とんちんかんなことを言ってるかもしれません。分布図の例が、
野洲川下流域の弥生遺跡群のホームページ 

にあります。ほかにもありそうですが、検索上位のものです。分布範囲は作図者によって変わりそうですが、大雑把には地域間での違いがあることがわかります。この分布を見ていて、時代を経て、古墳時代にも地域のまとまりが維持されているようで、さらに、律令制の直前でも残っていたような気がします。陸上交通が未発達の段階では、領域の変化はほぼ無かったのではないかと思えます。

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