2021年12月4日土曜日

土蜘蛛(土蜘)

 能の演目の一つです。能をわかってませんので、詳しく考えたいのですが、メモ書きとします。 話は、

病に伏せる源頼光のもとに怪しげな僧があらわれ、蜘蛛の糸を投げかけるが、頼光に切られて逃げ去る。頼光の部下が血痕を見つけ、怪物の後を追って葛城山に行くと、土蜘蛛の精が現れて、格闘の末退治される。(能鑑賞二百一番、金子直樹、淡交社 (2008/10/7)より

この本の解説には

典拠となった『平家物語』剣の巻では、土蜘蛛の塚は京都の北野だとされており、今でも北野天満宮近くに伝承の塚が二カ所残っている。ところが能では、塚の在り処を大和の葛城山だとしている。「土蜘蛛」とは昔からその地に住んでいて、新しく支配者になった大和朝廷に服従しなかった人たちのことで、なかなか従わない古くからの民を土蜘蛛という化け物に見立てた、統制の戦いを表現しているとも考えられる。

とあります。ウィキペディアを見ると、主君は、「藤原兼家→道長→頼通」で、父は源満仲で、多田満仲とも呼ばれます。多田とは多田銀山があったところで、満仲は多田源氏の祖とされます。アメリカのゴールドラッシュの時のインディアンと土蜘蛛が似ているような気がします。大和朝廷の時代はそうであったとは思いますが、平安時代でも同様のことがあったのではとの妄想です。

『平家物語』剣の巻が、なかなかわかりませんでした。諸本あり、含まれてない本で探していたかもしれません。
『平家物語ハンドブック』、小林 保治 (編集)、三省堂 (2007/2/25)
を見て、どのあたりにあるかわかりました。
『新潮日本古典集成、平家物語 下』、水原 一、巻十一剣の巻下
に確かにあります。塚穴に入っていた蜘蛛を退治したという話です。ただ虫を退治しただけには思われません。

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