銅鼓に鳥の紋様がメインで出てきます。どうしてかわかりませんでしたが、古い時代の水田稲作の風景があったのかもしれません。
NHK Eテレ・東京 1月1日(土) 06:05〜06:25で、舞楽が放送されていました。
古来より宮廷で育成され、1400年の歴史を誇り日本の芸能の原点とも言える舞楽。その伝統を今に守り伝える宮内庁式部職楽部の出演で、新春にふさわしい悠久の時の流れを感じる雅(みやび)な音楽と、あでやかな舞を堪能する。舞楽は左方の舞(おもに中国から伝わったもの)と右方の舞(おもに朝鮮半島から伝わったもの)に大別される。今回は左方の舞「承和楽」(しょうわらく)、右方の舞「新靺鞨」(しんまか)をお送りする。 https://tver.jp/episode/94213786
「承和楽」の方ですが、紅い衣装でかぶり物が鳥のようでした。イメージとして鳥の「トキ」の舞のように見えました。古い時代には、「トキ」が水田に関係していて、これが舞に、五穀豊穣のシンボル的な意味を持って取り入れられたと思えます。個人的な感想です。タイトルの「承和」は平安時代の年号で古代とはいえないので銅鼓と直接の結びつきはありませんが、一瞬これはと思いました。以下の説明があるので鳥と感じても良さそうです。
舞楽では、目も覚めるような明るい色・柄の装束に、鶏のとさかのような被り物である「鳥甲(とりかぶと)」、足首で紐を結んで着用するスニーカーのような履物「絲鞋(しかい)」など、いわゆる「和服」とは全く違うデザインのものが使用されるほか、高い鼻に大きな目など外国人の顔の特徴を強調した面も登場します。 https://www.nhk.jp/p/nippongeinou/ts/5K1GW1XVN4/blog/bl/pNAbVv6VMl/bp/pPljdb4nrL/
銅鼓の鳥も「トキ」のような鳥に思えます。銅鼓では鳥がメインのようにありますが、銅鐸では皆無ではないようですが、それほどではないようです。 農耕祭祀儀礼にくちばしの長い鳥が出てきてもおかしくはないとはいえると思います。
追記:銅鼓の鳥のタイトルで、鳥の図がありませんでした。『ベトナム銅鼓図録』六興出版 (1990/4/10) A-1-1の部分図です。 下の方のくちばしの長い飛んでいる鳥が円周上に配置されています。その上に鹿、多分祭祀儀礼の様子が表されているようです。
追記2:NHKの放送の「承和楽」ですが、見直したら、くちばしのついた被り物ではありませんでした。しかし、緑色の絨毯の上で舞っています。稲穂がみのる前の田んぼのイメージがあるように思えなくもありません。
0 件のコメント:
コメントを投稿