先週でしたが、忘れないうちにメモ書きしておきます。 目録のコレクションも8冊目になりました。引用は正倉院展 のページより
表面は、竹の表皮を彫り残すことによって、唐装の女性像や樹木・草花・飛鳥などの華麗な文様(もんよう)が表される。
細かい模様です。目が悪くなってきているので見落としてしまいます。穴の間隔とか意味あると思いますがわかりません。
北倉30 螺鈿紫檀阮咸
会場では楽器の音が流れてました。聞き逃しましたが、案外低音の音のような気がしました。正面には、赤外線写真でしかわかりませんが、4人ほどが阮咸の演奏を楽しんでいる風の絵があります。笛の場合は音が出るのかわかりませんが、弦楽器の場合は音が出るので何とかなりそうな気がします。
黄色味をおびた透明ガラスの高坏。製作方法は、飴状に溶かしたガラス胎を吹き竿で膨らませて坏部と高台の原型を作り、両者の接合後、加熱しながら口縁を切り、体部を引き延ばして成形したと考えられる。中近東ないし地中海東岸(シリアやエジプトなど)で作られたローマンガラスもしくは初期イスラムガラスで、当初の形と光彩を今に伝える世界的な名器。
本品は、瑪瑙坏(めのうのつき)(出陳番号11・12)や水精玉(すいしょうのたま)(出陳番号13)などと一緒に漆小櫃(うるしのこびつ)(出陳番号9-1)の中に収められ、天平勝宝4年(752)4月9日の大仏開眼会(だいぶつかいげんえ)に奉納されたことが知られている。
西アジアとのつながりを示す物で、今回見ることができてよかったです。ガラス内に細かい気泡があり、古い時代のものの雰囲気を感じます。交易によってもたらされたのではなくて、西アジアの王族が日本にもたらしたと考えたくなるものです(思ってますが)。
相模国封戸租交易帳
後から、もっとよく見ておけばと思いました。重要な文書のように思います。 詳しい動画があります。 <正倉院展講座>中央集権への転換を語る文書 磐下徹・大阪市立大学准教授
「 正倉院古文書正集 第十九巻」にある「 相模国封戸租交易帳さがみのくにふこそこうえきちょう 」の解説動画です。税の分配を示した物で、今の地方税と国税の区別があるものの元の姿に見えます。国税に相当するのが、高位の貴族や寺社等にわりあてられます。光明皇后、舎人親王、藤原武智麻呂らしき人物が出てきて、天武天皇や藤原氏の縄張りに相模国がなっていたように思えます。今まで意識して無かったのですが、光明皇后とか寺なども経済ユニットとしてあったということです。抜けたところに長屋王の分があったのではといわれています。当時はそれぞれの家が国をなしていた、文字通りの国家であった気がします。
文房具の筆とか、今の物とは違っていて、有芯で硬そうです。光明皇后が書いたとされるもので、男っぽい字であるというのも筆のタッチがあるのかもしれません。 当時の人の仏教に対する思い入れが、正倉院の宝物として残ったんだと思います。
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