声調があるということで中国語とタイ語は同類であるとのことでした。本当だろうかと思い、タイ語の本を借りてきました。
声調とは一音の中で音程が変化することを言います。同じ「あ」の中で音の高低が変化します。日本語では雨と飴で違いがありますが、「あ」の中では音が高くなったり低くなったりしません。それが中国語やタイ語では変わります。種類は中国語では4声、タイ語では5声ですが似たようなものに見えます。 ウィキペディアの「タイ王国」で
タイの民族国家成立以前、中国華南に住んでいたタイ民族は、インドシナ半島を南下して現在のタイの位置に定住するようになった
とあります。中国語の影響を受けていると思えてきます。 疑問文での語順を考えたいので、グーグル翻訳でみると
「これは何ですか」をタイ語では
นี่คืออะไร
Nī̀ khụ̄x xarị
で、最初の「นี่คือ」(Nī̀ khụ̄x)が「これは」、「อะไร」(xarị)が「何ですか」の部分になり、語順は日本語や中国語と合っています。 細かくいうと「นี่」(นี่)の部分が「これ」のようです。
タイ語では句読点がないようで、見にくいです。また、丁寧表現が文末につく時、男性と女性で異なるとかあるようです。
このタイの文字ですが、母音と子音で構成されます。子音が中心で母音がその前後左右に配置されるようです。サンスクリットみたいな感じになります。タイは仏教の国で、中国からやってき来た人が、インドの影響をもろに受けて、タイ語ができたように感じます(個人の感想です)。
驚いたのが、形容詞は名詞の後ろからかかるようです。 『らくらく話せる!タイ語レッスン』、小野健一、ナツメ社、2016年4月1日、32-33ページ
グーグル翻訳の助けを借ります。
おいしいタイ料理
อาหารไทยอร่อยๆ
Xāh̄ār thị yx r̀xy«
「อาหารไทย อร่อยๆ 」の前半がタイ料理で、後半がおいしい となるようです。うしろから解釈して「おいしいタイ料理」となります。
これは、次の、主語+形容詞の場合と区別できなくなります。
タイ料理おいしい
อาหารไทยอร่อยๆ
Xāh̄ār thị yx r̀xy«
グーグル翻訳の結果で確認しましたが、同じようになってます。上記の本では、話の前後関係からどちらかなのかを判断しますとのことです。
「おいしいタイ料理」と「タイ料理おいしい」は全然違うように思いますが、どちらも同じようなものでたいした違いはないのかもしれません。
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