中国語の勉強で挫折しました。そんなでいろいろと本を借りてきて読んでいます。
『つながる中国語文法、一週間で基本をざっくりマスター』、林松濤、ディスカヴァー トゥエンティワン、2012年01月
「はじめに」のところで 「中国語は英語に似ている??」として
これから中国語を勉強しようとしている方は、まず英文法の常識を捨ててください、ということです。・・・「なんでも英文法と照らし合わせて理解しようとしてしまう」のは、中国語学習者が陥りがちなワナでもあるのです。・・・ 要するに「中国語の考え方は英語に似ている!」という思い込みを捨てて、「むしろ日本語に似ている!」と考えて見てはいかがでしょうか。
多分そうだろうと思います。
「中国語は英語に似ている?」に関して 次の本の受け売りです。
『中国語はこんなに日本語と似ている』、樋口真二、リフレ出版、2014年12月28日
この本の中で、中国語と英語の比較されています。
「どうして中国語が、より英語に似ていると言われるのか」に対し、例文は省略しますが、SVOとSVOOの二つの形がにているが、それだけを取り上げるのはどうだろうか。SVCの形では、どれも似ているとのことです。例文をグーグル翻訳で確認しましたが、
- 彼はとても忙しい。
- He is very busy.
- 他很忙。
の例があります。日英中国語の同一内容の文です。「彼は」の「は」は「is」と同じとすればSVCです。中国語の、「他→彼、很→とても、忙→忙しい」なのでVは出てきません。「很」をつなぎとすれば、SVCみたいなものになります。この文型は日本語、英語、中国語が、語順が似ている文型ともいえるので、英語と中国語で、文型が二種類似ているからだけで似てるとまではいえないのではないかということです。さらに中国語ではSVOの形でも、Oが重視される場合、osvの形になり、語順が厳格なものではないようです。
もうひとつ、英語と中国語の類似点として否定形があり、否定語の「不」が動詞の前にくるとのことです。あと、前置詞(中国語では違う言葉だったか)も似ているようです。似てる部分はあるのだが、英語と中国語で似ている点は限定的。
とのことです。
根本的に、漢字を使う点で、中国語と日本語は似ていると思います。というか、日本語に中国語が入ってきて、その影響は大きいと考えるべきではないかという気がしてきました。「中国語は英語に似ている」というのは、「中国語と日本語は似ていない」ことを言いたいためなのかと思います。独立独歩の日本をイメージさせる国粋主義的な意識を感じます。二冊の本とかから「中国語は英語に似ている」は俗説のように思いました。だれがこんなことを言ったのか、江戸時代は中国の影響が強かったので、おそらく明治以降は確かですがが、詳しいことはわかりません。
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