2018年5月26日土曜日

通りゃんせの歌

 江戸時代の童歌のようです。
黒潮の流れを見ていて、「行きはよいよい 帰りはこわい」のところが、漁師の注意をうながす歌のように感じました。

黒潮の図があるページ

 この流れで黒潮反流があります。微妙な流れです。天気が良くても間違って黒潮の流れに乗ってしまい遭難する人もいたのだと思います。名もなきジョン万次郎が多くいたのかも知れません。西から東へは、黒潮の流れ、逆は沿岸を進めば東から西へは進めそうです。沿岸で漁をしていて、魚を追って、黒潮の流れに入り、黒潮の大蛇行とかにはまった人もいたのではと推測します。当時の人には黒潮の見えない細道に分けわからず、天神様におすがりするしかなかった状況の歌に思えてきました。知恵袋の回答などを見ると、黒潮は最速7km/hらしく、手漕ぎボートでは、4~9km/h位、11~13km/h位とかで逆らって進むのは大変と思います。
以下、歌詞です。

通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細道じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ

黒潮の雰囲気があるようで、通りゃんせー黒潮説です。

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