2018年5月23日水曜日

ひらがなの「あ」

 平安時代初期にひらがなができたと言われます。「あ」の元は安と阿のようです。
五體字類の巻末に仮名変体があり、「あ」のところの小野道風のサンプル三種類抜粋しました。「安」から変化したことがよくわかると思います。



 これから感じることですが、平安時代初期には「安田」をアダと読んでいたのかもしれません。今はヤスダとかヤスタとかになっています。そうすると沖縄のアダは古風な読み方として今に残っているのかもしれません。遣唐使の時代と重なってきます。正倉院に残った安田組もその頃の読み方として共通するものと考えられ、整合性があります。
 このアダ→ヤスダにどうしてなったのかとかはまだわからず、可能性だけですが。

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