国宝の待庵です。写真集のにじり口の写真を見てあっと驚きました。
妙喜庵茶室(待庵)、不滅の建築9とかの写真集があります。ほかの写真集とかでもあります。
写真をそのままではよくないと思い、元の写真を薄くして、位置関係を示しています。
にじり口が壁側で、奥の掛け軸のある床の間も壁側です。
しかしにじり口は、幅72cm、床の幅は116cmです。幅が違うので、それぞれの中心軸がずれます。
58-36=22cm、中心軸は約20cmほど床が左にずれています。
というか、おそらく意識してずらしていると思います。
(待庵の寸法については、日本建築史基礎資料集成の図面を見ました。)
私には、神社での中心軸のずれの意識が茶室に取り入れられているように思われました。
お茶はよくわかりませんでしたが、千利休はお茶の宗教化を考え、
お寺や神社にあるものがいろいろとお茶に取り入れられているように感じます。
お茶の露地の庭では、手水鉢・石灯籠などがあるのも、私には納得できるようになりました。
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