2018年4月23日月曜日

富山県の安田

①安田村、滑川市
 滑川市《なめりかわし》は、富山県の北東部、市域の平野部は早月川、上市川によって形成された複合的な新扇状地で、穀倉尾地帯新川平野の中核をなしているところです。
安田村 早月川が形成した旧扇状地(台地)と新扇状地(平野)の境界付近に位置する。江戸期から明治二二年までの村名、現在は滑川市の大字名。安田新村というところもあったが、現在の安田に合併とあります。安田古宮遺で縄文前期末葉の集落遺跡があったという。特に記録的なものはないが、安田村から山の方の本江村《ほんごうむら》には、縄文時代の本江遺跡、九世紀前半の万年寺谷遺跡があるとのことだが、関係あるかはわかりません。

②安田村 
 江戸期~明治二二年までの村名、その後、現在の字名、はじめ朝日村、その後、婦中町、現在は富山市婦中町安田。地名辞典では江戸期の話が書かれている。ここには、安田城跡があり、井田川のほとりに開かれた中世の平城。川の名が井田で、これは文字の形通り、条里制の田んぼの意味で、近くに下条というところもあり、条里制の存在した場所であるかもしれません。


安田町
 富山県庁から500mほどのところにあります。②とは別の所。ここは、安田財閥の基礎を築いた安田善次郎の生地で、それを記念して安田公園が設置され、一画の町名も安田町になった。とのことです。条里制とは関係ないところです。

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