日経サイエンス2022年5月号の記事で、「古代ギリシャの天文計算機 アンティキテラの機械」を見ました。 日経サイエンス2010.03にも特集されています。記事の引用です。
天文計算機 ギリシャの難破船で100年以上前に発見された「アンティキテラの機械」は、これまでに古代世界から見つかった技術的に最も複雑な品だ。紀元前205年から同60年の間に作られたとみられるこの青銅製の装置は、長さ約1mmの歯が並ぶ小さな歯車を数十個含んでおり、望みの時期の太陽と月、惑星の位置を予測するのに使われていた。
背面 装置背面には2つの大きな目盛盤と、複数の小さな目盛盤があった。上部の大きな目盛盤は、19年で234朔望月が繰り返す「メトン周期」に基づく暦だった。下部の大きな目盛盤は、223朔望月の「サロス周期」に基づいて、日食と月食が起こる日を予測した。
で放送されたようです。このページの中に細かい歯車の写真とかあります。
ウィキペディアの「アンティキティラ島の機械」とかに詳しく述べられています。 リンク切れが多いようですが、
この中に内部構造の図があります。図は以下にリンクしてます。この機械は天動説モデルをになっていますが、従円と周転円に見えます。惑星の順行・逆行を説明するモデルですが、実際に具体化したように見えます。この機械で、誰でも日食と月食を予測できるというのに驚愕します。天動説に対抗できそうに思えません。紀元前の話です。
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