2021年5月20日木曜日

八坂神社の神仏分離

 八坂神社は神仏分離によって改名され、もともとは「祇園神社」「祇園社」「祇園感神院」などと呼ばれていたようです。本殿が2020年国宝に指定されました。「新美の巨人たち」 2021年5月15日(土)放送『祇園『八坂神社』×本仮屋ユイカ…初夏の古都・京の美(3)』が見ましたが、神仏分離のことについて出てきてないようでした。それで、ネットとかでどうであったのか探してみました。 八坂神社の現在の境内マップがあります。 

 図の本殿が国宝です。南側に舞殿、南楼門がほぼ一直線上にあります。仏教に関した建物とかは見当たりません。 都名所図会に江戸時代の図があります。

都名所図会での建物の説明図


現在のマップの疫神社、太田社かもう少し右の大国主社あたりが薬師堂です。

図を見ると薄青の直線で示していますが、現在と江戸時代の違いを図で見ると西楼門が南北方向にずれています。図がいい加減かと思いましたが、大正2年の四条通の拡幅に合わせて移動しているようです。名所図会はきちんとした図のように思われてきました。そうすると現在の本殿と薬師堂の屋根の形が似ているので、お寺も神社も似たような建物だったかもしれません。薬師堂の屋根は瓦のように思えるので、本殿を縮小したものとは違うとは思いますが。

図会にある大日塔(多宝塔か)は神仏分離前にすでに焼失していて神仏分離でなくなったのではないようです。

主祭神であった牛頭天王の立像が、今も預かっておられる家があるそうです。詳しいことは山城祇園社にまとめられています。ほかにも自分の参考にしたいと思うことがあります。ありがたいです。 

0 件のコメント:

コメントを投稿