たまたま録画していた、NHKの日曜美術館4月12日放送の「法隆寺の至宝〜金堂壁画をよみがえらせた人々〜」 を見ました。昭和24年1月27日金堂からの出火で壁画は焼け落ちてしまった。しかし多くの画家が模写しており、また火災前の写真が残されていて復原されたそうです。
多くの人が壁画の模写に取り組んだのにはなにかしらのものがあったと思います。
新型コロナウイルスにより、特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」が中止になりました。内容についてはよくわかりませんが、そのブログなどが紹介されています。
画像データについては
東京大学総合研究博物館にありました。
法隆寺は建物の方には興味があったのですが、壁画については無知でした。壁画の写真では細かいところはわかりませんが、きわめて精緻であるよに見えます。法隆寺が国家的プロジェクトとしてあり、その迫力が現代までも続いているのだと思います。
田口 榮一の解説記事の中に、「制作年代は、天智の火災後の伽藍復興の中での 金堂の中心的意義を考えるとき、 火災後あまり降らない7世紀80〜90年代として大過ないのではあるまいか。」とあり、7世紀後半の国家統一の時代のシンボルとして法隆寺があったことが想像されます。
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