2021年6月24日木曜日

バッタの相変異

 日経新聞六月二十日朝刊二十面のサイエンスに

バッタ、集団化で攻撃的に 「相変異」で姿形も変化 の記事がありました。

アフリカで2020年に大発生したサバクトビバッタは、21年もエチオピアなどで被害を起こしている。おびただしい数で飛び回り、農作物を食い尽くす姿が印象的だが、このバッタはふだん単独で行動し、おとなしい。バッタは集団になると姿形や行動が攻撃的に変わる。この「相変異」と呼ぶ現象は発見から100年たつ今も、大きな謎だ。

記事では、同じサバクトビバッタでも相変異を起こす前と後で、体の色や特徴・大きさなど別種のように思われる違いを生ずるようです。

長年バッタを研究してきた田中誠二氏はこう話す。相変異のきっかけは生息密度が高まり、体や脚がこすれあうことだ。この刺激で体内のホルモン量が変化する。目に見える仲間の姿も相変異のスイッチになる。田中氏はコラゾニンというホルモンによって体の色が変わることを見つけた。・・・

まだまだ相変異についてはわかっていないようです。

人間では、生物学的な区分としてネグロイド(黒人)、コーカソイド(白人)、モンゴロイド(黄人)と違いは遺伝的なものよるので、人類の起源はアフリカのようです。相変異とは異なるとは思いますが、なんらかのきっかけがあって、モンゴロイドとかの変化が一個体ではなく、複数個体で、同時発生的に現れたような気もします。バッタの拡散は人類の発展と似ている感じがします。昆虫の場合は人類と比べて世代交代が早いので早く解明できそうですが、これはメモ書きです。

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