以前にはSVOとかSOVとか考えていました。 アジアの言語の起源
中国語は英語に似ているとのことで、SVOの形で考えました。部分的には似てるかもしれませんがそうだろうかと思います。
『つながる中国語文法、一週間で基本をざっくりマスター』、林松濤、ディスカヴァー トゥエンティワン、2012年01月、90ページのあたり、メモ書きします。
「象は、鼻が長い」は中国語で「大象鼻子很长」となります。
象→大象、鼻→鼻子、長い→很长です(多分)。中国語では主語部分が「大象」で、述語部分が「鼻子很长」でさらにこの述語部分が主語の「鼻子」と述語の「很长」になります。
日本語では(象)は(鼻が長い)にわかれ、後半部分がその中で主語の(鼻が)と述部の(長い)に分割されます。似ているというか、もしかして中国語がそのまま日本語になった可能性も考えられます。この文では動詞がありません。英語ではbe動詞か何か入ると思われます。中国語ではいろんな文型があり、一部がSVOのようです。 英語の基本5文型は、SV、SVC、SVO、SVOO、SVOCです。すべてSVが入ってます。中国語ではSVがそほど重要と思われず、英語的な発想ではだめのような気がします。この本では英語にとらわれないようにというアドバイスがありました。中国語は英語に似ているという話はどこから出てきてるのだろうかと思います。
アジアの言語のSVOとかSOVのマップはまったく無駄だったのではなく、古代の音声主体の言語から、中国統一王朝の成立によって、文字主体の言語に変わっていった特異な言語と考えれば意味があると思います。
英語とかは語形の変化によって文法上の関係を示す言語で<屈折語>といい、フランス語やドイツ語など、インド・ヨーロッパ語が同じ仲間です。日本語は助詞や助動詞など語幹のうしろに膠でくっつけるようにして文法上の関係を示します。<膠着語>といい、朝鮮語やモンゴル語が同じ仲間です、・・・中国語は語形の変化もせず、助詞助動詞のようなものもありまありません。文中の語はお互いに影響しあうことなく独り立ちしているのです。このような言語を<孤立語>と呼んでいます。チベット語・タイ語などが同じ仲間です。 『中国語の歴史』大島正二、大修館書店、2011年7月
音声主体の言語のときは膠着語であったのが、文字の創出により、面倒な部分ははしょって孤立語に変化したのではと妄想します。
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