2018年11月16日金曜日

アジアの調理器具

 NHKの趣味どき アジアごはん の番組を見ていたとき、
調味料を作るのに押しつぶすして混ぜ合わすような道具が出ていました。
第1回韓国、第2回インドネシア、第3回ベトナム、第4回トルコ、第5回タイ、第6回台湾、第7回イラン、第8回インドの放送でしたが、どの国か記憶が定かではありません。この道具が良く出てきました。インドは確実です。
 ネットで見れば、タイ料理では クロックストーンミルセットのようなものです。


 この中でのいくつかの国では、このような器具を使っていました。共通の食文化があったという気がしました。おそらく仏教などを通じて共通の食習慣になったのだと思われます。放送では南インドの料理でした。北インドの方はイランやアフガニスタンなどの中東の影響を受けて少し違うんだと思います。南インドは東南アジアの国と近く、文化圏が同じかもしれないと思いました。餅つきも臼を使いますが、何か関係あるかもしれません。上記の番組の本がありましたが、調理器具についてはタイのクロックが紹介されているだけで、調理のレシピとかが中心で、調理器具については詳しくは無かったです。世界中どこでもあるのかもしれませんが、この地域に限定されるものかもしれません。

追記:
[絵引]民具の事典【普及版】、発行:河出書房
この本で、日本での似たようなものを探すと、
  • うす・・・・餅つき、穀物の脱穀・精白・製粉
  • こね鉢・・・そば・うどん・団子・饅頭などを作る。
  • すりばち・・ごま・大豆・味噌などを擂ったり、とろろ汁や豆汁、魚のすり身など
  • 乳鉢・・・・薬の原料や顔料を擂って細かな粒子にする小鉢状の器
などです。
日本では、このような調理器具は無いと思っていましたが、そうでは無いようです。すり鉢などは似ています。すじの有無の違いがあり、乳鉢が機能的には似ていますが小さい感じです。微妙な感じですが、どこにでもありそうな気はしないでもありません。まあ、思い込みかもしれませんが、直感的には、南インドと東南アジアとのつながりを感じました。


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