2015年11月5日木曜日

第67回正倉院展

 今年も奈良国立博物館に出かけてきました。
国家珍宝帳のトップに記される七条褐色紬袈裟27[しちじょうかっしょくのつむぎのけさ]
を見ることが出来ました。透けるようなネットのような編み方で、日曜美術館で織り方の話
がありましたが、理解できませんでした。とにかく、聖武天皇にとってこの袈裟がいかに大切
なものか、仏教に対する信仰の強さを示すもののようです。
 伎楽面力士16の面内に「周防」との墨書も私にはわかりませんでした。このことから周防国か
らこの面が貢進されたらしいとのことです。この国名ですが、防の字が使われており、国名
が考えられた時代、山口県が防衛の拠点であったかもしれないと思います。
 続修正倉院古文書 第13巻43、隼人計帳で、南九州出身者の徴税基本台帳とのことです。
良く理解できていないのですが、男女比のバランスが悪く男子の比率が小さいので戸籍のよ
うなものでは無いように思われました。古い時代の戸籍の残っている可能性は小さそうです。


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