沢のつく名字が記憶ですが山梨県に多いなと思っていました。名字の傾向が地方によって異なり、偶然では無く何らかの意味があると思っていました。常陸風土記のことから思い出しました。
〇沢の形の名字が多い地域を2年ほど前に調べていました。今あらためてこの図を見ると沢のつく名字は長野県に始まり東北地方に広がっています。以前であれば、平安時代ぐらいに沢のつく名字がその後の東北進出とともに広がっていったと解釈しますが、常陸国のことを考えると、時代の前後関係が微妙で分けわからなくなります。沢のつく名字は同一時期に発生したことは確実ですが、奈良時代か平安時代か、今後の課題です。またこのようにクリアに分布が出ている名字はなかなかありません。他には〇根の名字は山陰地方に多いような結果があります。
元々、一文字の名字が、好字令で二文字にするときにこの地域では便宜的に沢をつけたという可能性があるのかこれも何とも言えません。地域としての統一されたものがあることは確かですが。
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