2015年1月19日月曜日

住吉大社

 ご祭神は底筒男命 (そこつつのおのみこと) 、中筒男命 (なかつつのおのみこと) 、表筒男命 (うわつつのおのみこと) 、神功皇后 (じんぐうこうごう) です。境内の奥(東側)から、順に第一・第二・第三宮が並び、第三宮の南に第四宮ということになっています。
 これらの建物は住吉造ですが、第一から第三は千木の先端が縦に切っているのに対し、第四宮は水平に切っています。写真は見にくいですが第三宮と第四宮を見たところです。ウィキペディアでは男神と女神の違いといっていますが、本当だろうかと思います。伊勢神宮の内宮と外宮のことを考えれば、天皇家に近い方が水平で遠い方が縦の形式のような気がします(他の例は未確認)。第四宮に神功皇后が祀られているのではとのことです。
 配置から言えば、最初に第一から第三宮が西向きで並んでいるところへ後から第四宮が割り込んできた感じです。いつの時代かということですが、伊勢神宮のことを考えると国家神道を推し進めていく持統朝での可能性は高いと思います。持統天皇のモデルが伊勢神宮では天照大神、住吉大社では神功皇后です。

住吉大社の配置図を示します。南海住吉大社駅の案内板コピーです。左が北ですので注意。
図の下の方向が西です。第一宮ではなく、第一本宮となっています。こちらが正式名称かもしれません。


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