ここからが本題ですが、この神社の玉垣というのかわかりませんが、石の垣根にある名前で,同じ名字で古い時代の痕跡が残っている地域です。この地域の人の名前が彫られているようです。
井上、田中、田伏が目立ちます。
『井上』は井が条里制の田んぼの形状を線で表したもので、結局田んぼの上の方の意味です。また『田中』は文字通り田んぼの中ほどの意味だと思います。『田伏』は私の想像ですが、伏せた姿勢から下の意味だと思います。つまりこの地域は田んぼの上・中・下を現した名字から成立してることになります。先ほどの古墳はこの地域で条里制の田んぼを開発していった有力者のお墓であり、この地域が7世紀中ほどまでには開発されていったこと、その時の名字の発生とつながりがあることを印象付けるものだと思います。
あと、『田伐』という名字も目立ちました。伐採しながら田んぼを開発していった様子がうかがえます。
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