今まで方言について調べなくてはと思いつつ何もしていませんでした。
最近録画した、NHK放送大学日本語概説講座で終わりの方で方言が扱われていました。
方言の誕生ということで
①中央語の地方への伝播(方言周圏論)
②地方における語の変容(自立的変化)
この二つの要因を考慮する必要があるとのことです。
実際には時代的なことを考えていかなければいけないと感じていて、
方言は日本の国の成立と大きな関係があると思います。
個人的には
③もともと日本にはいくつかの国に相当するものがあり、その違いが方言に残っている。
と考えたいです。
方言を地理的に区分するものとして東条操は日本語を琉球方言と本土方言に分け、本土方言は東部方言・西部方言・九州方言の三つに分類してるようです。
第14回の講座テキストには「方言分布とその解釈」の中で東西対立型の分布のことが書いてあります。
「居る」ですが、イルは東日本でオルは西日本で、その境界が本州を二分する中部地方にあります。この例から人々の通行を阻む地形が言葉の広がりを阻んだと考えられています。・・と書いてあります。そうかな?と思います。
方言の日本地図-ことばの旅-、真田信治著、講談社の35ページに東西方言境界線の図があります。この図では長野と富山の県境では境界線が束になっていますが、言葉によっては東海側では拡散した扇状に拡がっていて境界線とは言えないようです。政治的・経済的領域が時代が下がることで東進していき、言葉に影響しそれが固定化されて残っていった気がしますが、まだまだ思いつきです。
0 件のコメント:
コメントを投稿