特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」の紹介をテレビで放送されていて見たいなと思い、マヤ文明の本を借りてきましたが、そのままでした。以下、忘れないようにとのメモ書きです。
図説 マヤ文明 (ふくろうの本/世界の歴史) 嘉幡茂、河出書房新社、ISBN 9784309762920
上記の本の16ページから、ホモ・サピエンスのアメリカ大陸入植について書かれています。
ホモ・サピエンスは、今から20万ないし15万年前にアフリカで誕生し、12万年前頃に出立した(出アフリカ)と考えられている。そして、各地域へと拡散を開始したのである。長い旅を経て、4万年ほど前には北シベリアまで到達していた。アメリカ大陸へ至る一歩手前である。しかし従来の説(図19、**本には掲載されてますが、省略**)は、・・・、考古学や古生物・環境学などのデータを基に総合的に解釈されており、実証的であるといえる。しかし、このモデル構築は、入植はすべて徒歩によって行われ、当時はまだいかだなどを開発して海を渡る航海術はなかったとの前提に立っており、人類の想像力や可能性は考慮されていない。・・・しかし、北太平洋沿岸部経由説(図20)は、従来の徒歩ルートに加え、実証性が認められるため、第二のルートとしてここ数年大きく注目されている。これはいかだを利用した沿岸ルートである。・・・図21のルート・・・
図21はは図20で氷床の中を通るルートが追加されたものですが、アジアでは関係ないので図20を以下に示します。 千島列島 → カムチャッカ半島 → アリューシャン列島 のコースですが、日本の列島のところを追加しました。 琉球列島とかを介したルートとかありそうです。
引用図
この本ではここ数年注目されているとのことですが、出所はどこか興味があります。